税理士の独立への道㉒-仕事の依頼を受けるには信用も信頼も大切であることを見逃していないか?

Q 仕事の依頼を受けるために必要なことを教えてくれますか

A 信用と信頼が必要です。

解説

信用を得るためには、自分の「過去の言動や実績」を評価してもらい、相手に信じて受け入れてもらう必要があります

信用を得るには、過去の自分の言動や実績を必要とします。
その人の過去の事実をみて、「この人は信じられる」と信用に至るわけです。

相手が「この人は信じられないところがある」と疑念を抱くようなことがあれば、信用を得ることはできません。

信じて受け入れてもらえるだけの言動や実績を、継続して積み重ねていくしかありません。

信頼を得るためには、過去の評価だけでなく、相手に好感を持ってもらう必要があります

信用と似た言葉で「信頼」があります。

信頼とは「頼りになると信じること」であり、気持ちの要素が大きいものです。
信頼を得るためには、過去の言動や実績だけでなく、自分の立ち振る舞いなど、相手に与える心証も影響するため、好印象を持ってもらうことが重要となります。

信頼関係という言葉はありますが、信用関係という言葉がないように、信頼は気持ち(感覚)として相手を信じる要素が強いといえます。

税理士が仕事を獲得していくためには、信用、信頼のいずれも重要です。
専門家としての実績を積み上げて信用をつくり、この人に案件を任せたいと信頼してもらうことで、初めて仕事の依頼をいただけるようになるからです。