税理士の独立への道㉓-勤務税理士が難易度の高い仕事を手繰り寄せるために必要なことを見逃していないか?

Q 勤務税理士が難易度の高い仕事を受けるために必要なことを教えてくれますか

A 「仕事ができる人」と認知されることが必要です。

解説

難易度の高い仕事が自分の経験値を上げる

仕事を任せる側からすれば、「主体的に案件を前に進めてくれて、適切なタイミングで報告してくれる人(以下「仕事ができる人」)」に案件を任せたいと考えています。

「仕事ができる人」に、すべての仕事を集中させてしまうわけにはいきません。そのため、仕事を任せる側は、自分にとっての重要な案件や、複雑で見通しが立っていない案件を、「仕事ができる人」に任せたいと考えます。

必然的に、誰にでもできそうな簡単な案件は、「仕事ができる人」以外に割り振られるようになり、失敗の許されない金額規模の大きい案件や、定型業務以外の複雑な案件が、「仕事ができる人」に集まるようになります。

「仕事ができる人」は、難易度が高い仕事に、ストレスが溜まることも多いかもしれませんが、その分、仕事のやりがいを感じやすく、自分の経験値が上がっていく感覚を覚えることも多いと思います。

重要な仕事を任せてもらえている実感が、仕事に向かっていく原動力になったりもします。

仕事を任せる側に、「仕事ができる人」と認知されることで、難易度の高い仕事を手繰り寄せましょう。結果として、自分の経験値を上げることにつながります。