税理士の独立への道㉔-手に入れたいことを明確にする重要性を見逃していないか?
Q 手に入れたいものを明確にすることの重要性を教えてくれますか?
A 目的に向けて何をやるべきかが見えてきます。
解説
税理士資格を取得するためには、以下の4通りの方法があります。
(1)税理士試験に合格し、2年以上の実務経験を積む
(2)国税従事者として税務署に一定期間以上勤務し、税理士試験の免除を受ける
(3)弁護士資格を取得する
(4)公認会計士資格を取得する
一般的な税理士資格取得への道は(1)ですが、必ず5科目に合格しなければならない訳ではありません。
大学院に通い、税法もしくは会計の学位を取得した人は、取得した学位に該当する試験科目の一部が免除されます。
免除されるのは最大で税法2科目、会計学1科目です。
大学院に2年間通い認定を受けることで、確実に科目免除が得られます。
学費と時間はかかりますが、有力な選択肢であるはずです。
しかし、「税理士試験に合格して税理士になる」ことにこだわり続けて、税理士まで辿りつかない人がいます。
税理士になることが目的なのであれば、税理士資格を取得するためのルートをすべて検討し、最も実現可能性の高いルートを選択するべきだと思います。
なぜ、税理士試験に向かうのでしょうか?
なぜ、税理士になりたいのでしょうか?
手に入れたいもの、目的はどこにあるのでしょう。