税理士の独立への道㉗-キャリアは偶然の産物であることを見逃していないか?
Q 税理士のキャリアを考えるうえで、重要なことを教えてくれますか?
A キャリアは偶然の産物であるため、コントロールできないということです。
解説
上記は、ジョン・D・クランボルツ教授が1999年に提唱した「計画的偶発性理論」のもととなった研究結果です。
「計画的偶発性理論」の核となる考え方は以下のとおりです。
例えば、「税理士を目指す」と決めることも、偶然の出来事かもしれません。
親族が税理士だった。資格の学校のパンフレットで税理士を知った。 など
「いつ税理士を目指し始めるか」も、偶然の出来事かもしれません。
学生の時に税理士を目指す。会社就職後に税理士を目指す。 など
「どの税理士事務所に入るか」も、偶然の出来事かもしれません。
小規模税理士事務所か、中堅税理士法人か、大規模税理士法人か。 など
「どの専門分野を選択するか」も、偶然の出来事かもしれません。
法人税申告業務か、相続/事業承継か、組織再編/M&Aか、国際税務か。 など
計画的偶発性を起こすために、必要となる5つの行動特性は以下のとおりです。
結局のところ、計画的偶発性理論とは?