税理士の独立への道⑭-小規模税理士事務所で働くデメリット30を見逃していないか?
Q 小規模税理士事務所で働くデメリットを挙げてくれますか?
A 30項目挙げます。
解説
小規模税理士事務所で働き続けるか迷ったときは、デメリットを書き出してみましょう
小規模税理士事務所で働くデメリット30
収入
1.給与が低いと感じる
2.サービス残業が多い
3.業績に応じた給与がもらえない
4.長く働いても出世によるベースアップが望みにくい
5.退職金が少ない
仕事
6.所長税理士の一存ですべてが決まる
7.個人の裁量が少ない
8.月次往査、記帳代行業務、給与計算、確定申告など、定例業務がすべてである
9.雑用が多い
10.役割分担がなく、一人あたりの負担が重い
人
11.所長税理士次第で事務所の雰囲気が決まる
12.所長税理士に合わせられないと長く働けない
13.職場の人数が少なく目標となる人が見つかりにくい
14.多様なバックグラウンドの人との出会いが少ない
15.人間関係が固定されている
経験
16.キャリアアップが望みにくい
17.顧客の規模が小さい
18.特定の業界しか経験できない
19.事業承継、組織再編、国際税務などの経験機会が少ない
20.事務所に蓄積されたノウハウがなく、経験値が上がらない
21.多様な専門性を身につける選択肢がない
22.研修制度がない
23.様々な税務情報が共有されない
休暇
24.慢性的な人員不足で休みづらい
25.業務が属人化していて休みづらい
26.実際は試験休暇が取りづらい(ない場合もある)
その他
27.福利厚生がない
28.狭い世界に生きることになる
29.税理士資格の取得が望まれていないかもしれない(取得後に独立されると困る)
30.大きい事務所と待遇面などを比較してしまう
マイナスの要素を書き出してみると、独立や転職を目指すきっかけになることがあります